トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2021,10,2~3 トラックバイアス結果 (中山競馬場、中京競馬場)

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先週はスプリンターズステークス(GⅠ)が行われ、逃げ馬の後ろを確保したピクシーナイトが直線で抜け出すと、2着のレシステンシアに2馬身差をつけ優勝しGⅠ初制覇なった。

中山競馬場は木~金曜日に105㎜と土曜日に8.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良~重、ダートは稍重~重。芝コースは2日間とも雨上がりだったので内伸びのバイアスが出ていた。

中京競馬場は週間に雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは野芝の生育が良いからか、2日間とも少し速めの時計が出ていた。

では、2021年10月2~3日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

10/2 予想

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10/2 結果

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10/3 予想

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10/3 結果

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ダート

10/2 予想

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10/2 結果

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10/3 予想

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10/3 結果

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【備考】

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【解説】

・芝

木~金曜日に105㎜と土曜日に8.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は2Rのみ重、4~5Rは稍重、9R以降は良に回復。その後土曜日の夜に8.5㎜の雨が降り、日曜日は7Rまで稍重、9R以降は良に回復。

先週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いは傷みが出始めた。雨量が多かったので2日間とも馬場は柔らかめだったが、晴れて水はけも良かったことから馬場状態ほど悪化しなかった。

時計は2日間とも-1.4秒位。2日間とも雨の影響があったが、水はけが良いこともあり速めの時計が出た。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は晴れて馬場が内から乾燥したからか、5R以降の外回りは内~フラット、他はバイアスは出なかった。日曜日は気持ち内枠の好走も目立っていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。2日間とも馬場が内から乾燥したため、外が伸びないこともないが基本的には内の方が伸びていた。

前後は2日間とも前~展開次第。2日間とも差しが決まったレースもあったが、外が伸びないこともなりどちらかというと前有利だった。

 

・ダート

木~金曜日に105㎜と土曜日に8.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は3Rのみ重、6R以降は稍重に回復。その後土曜日の夜に8.5㎜の雨が降り、日曜日は6Rまで重、8R以降は稍重に回復。

時計は、土曜日は-2.7→-0.6秒位へ変動、日曜日は-1.8→-0.5秒位へ変動。土曜日は3Rのみ-2.7秒位、6~7Rは-2.1秒位、8R以降は-0.6秒位へ変動、日曜日は6Rまで-1.8秒位、8Rは-0.8秒位、12Rは-0.5秒位へ変動した。2日間とも晴れたため時計が徐々に遅くなる傾向だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。2日間とも特にバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は前~展開次第。土曜日はペースが流れたこともあってかバイアスは出なかった。日曜日は差しも決まっていたが、基本的には前有利だった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は約2か月後の12月4日から、年をまたいで来年1月までの約2か月間の開催となる。通常はこの期間に芝は張り替えず、エアレーション作業のみをすることが多い。

次開催の芝は野芝に洋芝をオーバーシードする。使用コースは、12月はAコース、来年1月はCコースを使用する。

例年の開幕週の時計は、良馬場なら-2.5~-1.0秒位になることが多い。今年は馬場の傷みが少ないため、天気次第だが次開催は速い時計が出る可能性が高い。バイアスは、速い時計が出る開催は出にくく、遅い時計の開催は内枠有利、内伸び、前有利になることが多い。

 

・ダート

次開催は約2か月後の12月4日から、年をまたいで来年1月までの約2か月間の開催となる。通常はこの期間に特に作業はせず、一部の路盤の補修のみとなる。

例年の開幕週の時計は、良馬場なら-1.0~+0.5秒位になることが多い。バイアスは前有利になる確率がかなり高く、偶に内枠有利になることがある。

 

 

 

 

 

中京競馬場

10/2 予想

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10/2 結果

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10/3 予想

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10/3 結果

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ダート

10/2 予想

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10/2 結果

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10/3 予想

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10/3 結果

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【備考】

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【解説】

・芝

週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。

先週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出ている。ただ、野芝の生育が良いのでその他の箇所はおおむね良好な状態。

時計は、土曜日は-1.6秒位、日曜日は-1.4秒位。傷みも目立ってきたので、そこまで高速馬場にはならなかった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。土曜日は良馬場だったが、傷みも出ていたのでバイアスは出なかった。日曜日は馬場が硬めだからか、3Rの芝1400mだけ内枠有利、他はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。あまり外が伸びずおおむね3分所より内が伸びていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、どちらかというと前残りが目立っていた。日曜日は傷みが大きくなったからかバイアスは出なかった。

 

・ダート

週間に雨が降らず馬場状態は2日間とも良。含水率は2~5%台だったので2日間ともパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.7秒位、日曜日は-0.9秒位。今開催は砂が薄めで速い時計が出ていたが、2週前の大雨で砂が流れたからか思ったよりも時計が遅かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。気持ち内の方が伸びていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、勝ち馬は逃げ先行馬が多かったので少し前有利だった。日曜日は馬場が乾燥したからかバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は約2か月後の12月4日からの3週間の開催となる。去年も同じ開催ローテーションだったが、この期間には特に作業は行わず、芝も張り替えなかった。

次開催の芝は野芝に洋芝をオーバーシードする。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。

去年の開幕週の時計は良馬場で-1.8秒位。今年の馬場は多少傷みが出ているが、野芝の状態が良いので天気次第で-2.3~-1.6秒位になる可能性がある。去年のバイアスは、少し内枠有利、内伸び、前有利だった。

 

・ダート

次開催は約2か月後の12月4日からの3週間の開催となる。去年も同じ開催ローテーションだったが、この期間には特に作業は行わず、一部の路盤の補修のみ行う。

去年の開幕週の時計は良馬場で-0.7秒位。今年は砂が少し薄いように感じるので、もしかしたらもっと速い時計が出る可能性がある。バイアスは、去年は前有利だった。

 

 

 

 

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