トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,2,11 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場)

 

今週は3場とも金曜日に雨や雪が降り、金曜昼時点で道悪になっている競馬場がある。特に東京競馬場は金曜午後に雨や雪が多く降る予報となっているので、時計やバイアスの出方に注意したい。

東京競馬場は金曜日の昼までに3㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は上記の通り金曜午後の雨や雪次第で時計やバイアスの出方がかなり変わりそうだ。

阪神競馬場は金曜日の昼までに1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらも金曜午後の雨量によって芝ダートともに時計やバイアスの出方が変わりそうだ。

小倉競馬場は月~火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝コースは今週からA→Bコース替わりなので、内枠有利のバイオスが出る可能性がある。

では、2023年2月11日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日の昼までに3㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雪や雨、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は5~40㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催3週目。3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしているが、その他の箇所はこの時期にしてはかなり良好な部類。ただ、金曜日に雨や雪が降る予報なので、土曜日は馬場がタフな状態になる可能性がある。

金曜日の雨量や積雪量で時計やバイアスの出方がかなり変わりそうだ。ほとんどが雨やみぞれの場合はそのままの雨量で時計の出方が計算できる。しかし、ほとんどが雪で、かつ、途中で除雪した場合は、どのタイミングで除雪したのかによって水分量が変わるので、時計やバイアスの予想がしにくい。土曜日は含水率やクッション値を参考にしつつ最初の1~2レースはどのような馬場なのかを確認したほうが良さそうだ。

先週の時計は-2.3秒位。金曜日に雨や雪が降る予報なので雨量次第で-1.5~+2.0秒位と想定している。

枠は内~外と想定。金曜日の雨や雪が少なく、かつ、土曜日に太陽が出て馬場の水分が抜けるのが早い場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。内にこだわる馬が多く内ラチ沿いがごちゃついた場合は、スムーズに走れる外枠が有利になることもあり得る。ただ、雨や雪で馬場が軟らかくなると思われるので、バイアスが出ない確率の方が高そうだ。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。東京芝は雨が降ったあとに晴れると、馬場が内から乾燥して内伸びになりやすい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。金曜日の雨や雪が少ない場合は、馬場がほどよく軟らかい状態になると思われるので、速めの上がりが出て差し有利になる可能性がある。雨や雪が多い場合は、馬場が軟らかくなり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

金曜日の昼までに3㎜の雪が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雪や雨、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は5~40㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

先週の時計は-0.3秒位。金曜日に雨や雪が降る予報なので雨量次第で-3.0~-0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。東京ダートは凍結防止剤が散布され、かつ、道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。東京ダートは凍結防止剤が散布され、かつ、道悪になると差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日の昼までに1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~10㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前8週がAコース、桜花賞の週からの後2週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。内回り3~4コーナーから直線にかけて約5,200㎡の芝を張り替え(去年は約4,200㎡)。エアレーション等の馬場をほぐす作業は無し。JRAの画像を見るとこの時期に芝を張り替えたためか、張り替えた箇所は不揃いに見えて、張り替えていない箇所は前開催のダメージが残っているが、去年と同程度に感じる。今年は金曜日に雨が降っているため、ここ2年よりも馬場はタフな状態かもしれない。

ここ2年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.7秒位。今年は金曜午後にも雨が降る可能性があるので雨量次第で-1.8~+0.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。金曜午後に雨がほとんど降らないか降っても少量の場合は、雨で馬場がほどよく軟らかいと思われるので、過去2年の傾向から見てもバイアスは出にくいだろう。雨量が多い場合は、開幕週ということもあり内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。開幕週で馬場が良好だということと、金曜日の雨が内から乾燥しそうなので内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第と想定。金曜日の雨の影響で馬場が軟らかい状態だと思われるのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

金曜日の昼までに1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3~4%台なのでパサパサに乾燥している。

今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~10㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

ここ2年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.6秒位。今今年は金曜午後にも雨が降る可能性があるので雨量次第で-1.8~+0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。金曜午後にほとんど雨が降らず馬場状態が良の場合は、向こう正面が追い風の予報なのでバイアスが出ない確率の方が高そうだが、過去2年の今開催の傾向からすると外枠有利になることもあり得る。金曜午後に雨が降り馬場状態が良~稍重の場合は、馬場がほどよく湿るためバイアスは出にくいだろう。金曜午後に雨が降り馬場状態が重の場合は、前開催の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。前開催の傾向だとバイアスは出にくいだろう。ただ、金曜午後に雨が降らない場合は、過去2年の今開催の傾向からすると内伸びになることもあり得る。

前後は前~展開次第と想定。金曜午後にほとんど雨が降らず馬場状態が良の場合は、過去2年の今開催の傾向からすると前有利になる可能性がある。金曜午後に雨が降り馬場状態が良~稍重の場合は、前開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。金曜午後に雨が降り馬場状態が重の場合は、前開催の傾向からすると前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れ時々曇り予報となっている。土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所がおおむねカバーされて良好な状態になったと思われる。ただ、金曜日に雨が降ったため、土曜日は馬場がタフな状態だろう。

先週の時計は-0.7秒位。今週は金曜日に雨が降っているので雨量次第で-0.7~+0.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。雨で馬場がタフになり、コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われることと、土曜日は雨が降らず馬場が内から乾燥しそうなので、内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われることと、直線はあまり外が伸びないと思われるので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に2㎜と木~金曜日の昼までに23㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は雨のち曇り、土曜日は晴れのち曇り予報となっている。土曜日の想定馬場状態は重~不良。

先週の時計は+0.3~+0.8秒位。今週は金曜日に雨が降り凍結防止剤がある程度流れたと思われるので-2.5~-1.5秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態が重以上だとバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は馬場状態が重以上で、かつ、馬場に水が浮いていない状態だとバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

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