トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,7,23 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場、小倉競馬場、札幌競馬場)

 

今週から札幌競馬場の開催が始まる。土曜日の札幌市は雨予報となっており場合によっては雨量が多くなりそうなので、時計やバイアスの出方に注意したい。

福島競馬場が火曜日に2.5㎜と金曜日の昼までに11.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。福島市は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

小倉競馬場は月~火曜日に61㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。北九州市の土曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので、雨に注意したい。

札幌競馬場は月曜日に0.5㎜と水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の札幌市は上記の通り雨予報なので、雨による時計やバイアスの変化に注意したい。

では、2022年7月23日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に2.5㎜と金曜日の昼までに11.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り時々雨予報で、しかも金曜午後も雨が降る予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~20㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

今週が開催最終週。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、特に3~4コーナーは広範囲に傷みが出ている。土曜日も馬場がタフな状態だと思われるので、3~4コーナーは内ラチ沿いを避けるようになるかもしれない。

先週の時計は±0~+1.7秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降りそうなので、雨量次第で±0~+2.5秒位と想定している。先週と同じく1200mと1800m以上では時計の出方が変わる可能性がある。

枠は内~外と想定。雨量が少ない場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、3~4コーナーの内ラチ沿いを避けてくるようになるとバイアスは出にくくなるだろう。当日の雨量が多い場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらない状態になりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので、雨量に関わらず基本的には比較的状態が良い外が伸びる確率が高い。ただ、当日の太陽の出方や傷みの進行具合によっては、馬場が内から乾燥して内伸びになることもあり得る。

前後は前~差しと想定。雨量が少ない場合は、コース全体に傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。ただ、3~4コーナーの内ラチ沿いを避けてくるようになると、直線の進路を選びやすい逃げ先行が有利になることもあり得る。当日の雨量が多い場合は、馬場がグチャグチャになりスタミナが要求されそうなので、逃げ先行馬が有利になる可能性がある。

 

・ダート

火曜日に2.5㎜と金曜日の昼までに11.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇り時々雨予報で、しかも金曜午後も雨が降る予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~20㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

先週の時計は-1.9~-1.1秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降りそうなので、雨量次第で-2.5~-0.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。先週は道悪でバイアスが出なかったが、今開催は砂が少し薄めに感じるので、雨量次第ではロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。先週は道悪でバイアスが出なかったが、今開催は砂が少し薄めに感じるので、雨量次第では内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。先週は道悪でバイアスが出なかったが、今開催は砂が少し薄めに感じるので、雨量次第では前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に60㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなので雨に注意したい。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良。

今週が一応開催最終週。変則日程となっており、2週間空けて8月13日から3週間の開催がある。コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしているものの、野芝がしっかりとしているためか全体的にはおおむね良好な状態。今週は月~火曜日の雨量が多かったが、土曜日に雨が降らなければその影響は少ないはずで、馬場の硬さは標準位だろう。

先週の時計は-1.6~-0.6秒位。土曜日は曇り予報だが雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.8~-1.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.7~-0.8秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、まだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨が降り、かつ、途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥しそうなので内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、まだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨が降り、かつ、途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥しそうなので内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。雨が降らない場合は、速い時計が出そうだが段々と内ラチ沿いがデコボコしてきたので、バイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかめになりそうなので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に60㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は4~6%台なので少し水分が残っている。

土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなので雨に注意したい。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

今週月~火曜日は短時間に大量の雨が降ったことで、砂が流れた可能性がある。先週までとは時計やバイアスの出方が変わる可能性があるので注意したい。

先週の時計は-1.9~±0秒位。土曜日は曇り予報だが雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-0.8~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が湿ってキックバックは少なくなりそうなので、バイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だと少し前有利になりやすい傾向となっている。雨が降った場合は、この位の雨量だと速い時計も出にくいと思われるので、バイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

 

札幌競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に0.5㎜と水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨予報。想定雨量は5~45㎜、想定馬場状態は稍重~重。

今週が開幕週。使用コースは前4週がAコース、後3週がBコース。馬場は洋芝のみ。コース内側を中心に約7,000㎡の芝を張り替え。エアレーションとシャタリング作業を実施。例年と同じ位の範囲の芝を張り替えたことで、馬場は例年と同程度に良好な状態だと思われる。

札幌芝は水はけがそこそこ良いので馬場状態が不良になったことがない。今週土曜日は雨予報だが、短時間に大量の雨が降ることは無いようなので、今回も不良になることはないだろう。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.0秒位になることが多い。今週土曜日は雨予報なので雨量次第で-0.8~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~フラットと想定。雨量が少なめの場合は、馬場が良好で軟らかい状態だと思われるのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多い場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらない状態になりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。開幕週で馬場が良好な状態なので、雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。雨量が少なめの場合は、馬場が良好で軟らかい状態だと思われるのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多い場合は、馬場がグチャグチャになりスタミナが要求されそうなので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に0.5㎜と水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨予報。想定雨量は5~45㎜、想定馬場状態は稍重~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+0.5秒位になることが多い。今週土曜日は雨予報なので雨量次第で-3.0~-0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場が田んぼのような状態になると、逆に走りにくくなるので-1.5~-0.5秒位になる可能性がある。

枠は内~外と想定。札幌ダートは馬場状態が重以上になると、6~7割位の確率でバイアスは出ず、2~3割位は内枠有利、1割位は外枠有利の傾向となっている。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。札幌ダートは馬場状態が重以上になると、7~8割の確率でバイアスは出ず、2~3割は内伸びの傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。札幌ダートは馬場状態が重以上になると、7割前後の確率でバイアスは出ず、3割前後は前有利の傾向となっている。

 

 

 

 

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