トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,11,4 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、福島競馬場)

 

今週から福島競馬場の開催が始まる。今週はほとんど雨が降らなかったが、土曜日は午後の降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨による時計やバイアスの変化に注意したい。

東京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは約3週間もほぼ雨が降っておらず馬場が硬めかもしれないので、かなり速い時計が出る可能性がある。

京都競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝は今週からA→Bコース替わりで傷んだ箇所がカバーされたので、先週とは時計やバイアスの出方が変化する可能性がある。

福島競馬場は木曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。福島市は上記の通り降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。

では、2023年11月4日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催5週目、A→Bコース替わり2週目。先週のレースの影響でコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、全体的にはかなり良好な状態。金曜昼時点のクッション値は9.3だが、約3週間もほぼ雨が降っていないため、もしかすると馬場が硬めになっている可能性がある。

先週の時計は-2.6秒位。土曜日は晴れ予報で馬場が硬めかもしれないので、馬場が硬めだと-3.0~-2.7秒位、硬さが標準位だと-2.6~-2.4秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。馬場が硬めの場合は、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなので、バイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場が硬めの場合は、内ラチ沿いが踏み固められてきた頃だと思われるため内伸びになる可能性がある。馬場の硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきているがまだ我慢できそうなので、バイアスは出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。馬場が硬めの場合は、上がりに差が出にくくなるかもしれないので前有利になる可能性がある。馬場の硬さが標準位の場合は、馬場が段々と踏み固められてきたと思われるので段々とバイアスは出にくくなりそうだが、まだ速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1%台なのでカラカラに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は-0.7秒位。土曜日は晴れ予報なので-0.7秒前後と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、風向きや強さ次第では砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。今開催は良馬場だと差し有利になりやすい傾向となっている。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報。

開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされそうだが、内ラチ沿いに多少のダメージが残るかもしれない。金曜昼時点のクッション値は10.0となっており、約3週間もほぼ雨が降っていないので馬場は少し硬めになっているかもしれない。

先週の時計は-1.6秒位。土曜日は雨が降らない予報で馬場が硬めかもしれないので、馬場が硬めの場合は-2.7~-2.0秒位、硬さが標準位の場合は-2.0~-1.6秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。馬場が硬めの場合は、コース替わりで馬場が良好な状態になりそうなので内枠有利になる可能性がある。硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いのダメージがほぼ無い状態だと思われるので多少は内枠の好走が多いかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるのでバイアスは出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。馬場が硬めの場合は、コース替わりで馬場が良好な状態だということと、馬場が段々と踏み固められてくる頃なので、上がりに差が出にくく前有利になる可能性がある。硬さが標準位の場合は、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れのち曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は±0~+0.3秒位。土曜日は雨が降らない予報で馬場がパサパサに乾燥しているので±0~+0.3秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなるかもしれないので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報で、午後は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。コース内側を中心に約10,000㎡の芝を張り替え(去年は約8,700㎡)。エアレーション作業を実施。前開催は馬場に傷みが広範囲に出ていたが、芝を張り替えたことと、今年は気温が高い日が多かったこともあり馬場は例年通りかそれ以上に良好そうに見える。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.5~-0.5秒位になることが多い。今年は馬場が例年通りかそれ以上に良好そうに見えるので、今週土曜日は雨が降るまでは-1.8~-1.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.5~+0.5秒位と想定している。

枠は内~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が8割位、内枠有利が2割位となっている。開催前にシャタリング作業をするとバイアスは出にくく、しないと内枠有利になりやすい傾向なので、雨が降らない場合は今年は内枠有利になる確率が高いと想定している。雨が降った場合は、雨量次第だがバイアスは出にくいか、馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。雨が降ってもこのくらいの雨量であればバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。開催前にシャタリング作業をするとバイアスは出にくく、しないと前有利になりやすい傾向なので、雨が降らない場合は今年は前有利になる確率が高いと想定している。雨が降った場合は、雨量次第だが上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

木曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れのち曇り予報で、午後は降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.4~+0.9秒位になることが多い。前開催は砂の厚さが例年並みだったことと、今週土曜日は馬場がパサパサに乾燥しているので、雨が降らない場合は-0.5~+0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.0~+0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が7割位、外枠有利が3割位となっている。土曜日は風が舞う予報なので、雨が降らない場合は砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場の表面が湿るのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。雨が降ってもこの位の雨量であればバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が5割位、前有利が5割位となっている。前開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向だったので、雨が降らない場合は今開催も出ない確率の方が高いと想定している。雨が降った場合も、稍重程度であれば前開催と同様にバイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

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