トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,12,28 トラックバイアス結果 (中山競馬場、阪神競馬場)

 

今週木曜日にホープフルステークス(GⅠ)が行われ、1番人気のレガレイラは道中は後方を追走すると直線では外に進路を取り、上がり3ハロン最速の末脚を繰り出し2着のシンエンペラーに3/4馬身差をつけ優勝した。

中山競馬場は週間に雨が降らず、木曜日の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場に傷みが出ていたためか、先週よりも時計が遅くなった。

阪神競馬場は週間に雨が降らず、木曜日の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いが段々とデコボコしてきたためか、段々と差し有利になる傾向だった。

では、2023年12月28日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

12/28 予想


12/28 結果

 

ダート

12/28 予想


12/28 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず木曜日の馬場状態は良。

開催5週目。今までの開催のダメージが蓄積し、コース全体の内ラチ沿いはデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには一部のレースで避けるほどの傷みが出ている。野芝が休眠期間に入ったためか馬場の表面は緩め。

時計は-1.1秒位。野芝が休眠期間ということと、傷みが出てきたためか先週よりも時計が遅くなったと思われる。

枠と直線の伸びはフラット。内ラチ沿いに傷みが出てきたが、馬場が緩く我慢できたためかバイアスは出なかった。

前後は展開次第。段々と差しが決まってきていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

週間に雨が降らず木曜日の馬場状態は良。含水率は1~2%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は-0.7~-0.3秒位。1200mが-0.7秒位、1800mが-0.3秒位だった。

枠と直線の伸びはフラット。バイアスは出なかった。

前後は展開次第。1200mは4角で後ろ過ぎると厳しいが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は年が明けて1月6日からで、実質的に連続開催となる。天気は、12月31日(日)と1月3~4日(水~木曜日)が曇りか雨で、それ以外は晴れか曇り予報となっている。雨量は少ない予報だが、1月3~4日の雨量次第では次開催の開幕日は道悪になる可能性がある。

次開催からA→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、3~4コーナーの内ラチ沿いは傷みが残る可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、コース替わりで傷んだ箇所がある程度カバーされると思われるので出にくいか、内ラチ沿いの傷みが残ると外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、週間の天候次第で-1.6~-1.2秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量があまり多くならないと思われるので出にくいか、馬場が内から乾燥すると内枠有利、内伸びになる可能性がある。

 

・ダート

次開催は年が明けて1月6日からで、実質的に連続開催となる。天気は、12月31日(日)と1月3~4日(水~木曜日)が曇りか雨で、それ以外は晴れか曇り予報となっている。雨量は少ない予報だが、1月3~4日の雨量次第では次開催の開幕日は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~±0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると出にくいか、馬場の表面が乾燥すると外枠有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

12/28 予想


12/28 結果

 

ダート

12/28 予想


12/28 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず木曜日の馬場状態は良。

開催5週目、A→Bコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、芝の状態は悪くない。馬場の硬さは標準位か少し緩め。

時計は-1.3秒位。野芝が休眠期間だからか先週よりも時計が遅くなった。

枠と直線の伸びはフラット。まだ傷みが出ていないためかバイアスは出なかった。

前後は展開次第~差しと想定。2歳戦の5Rまではバイアスは出なかったが、7R以降は内ラチ沿いがデコボコしてきたためか差し有利になった。

 

・ダート

週間に雨が降らず木曜日の馬場状態は良。含水率は3%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は+0.4秒位。パサパサに乾燥した良馬場だったこともあり時計は標準位だった。

枠と直線の伸びはフラット。気持ち外枠の好走が多かったが、基本的にはバイアスは出なかった。

前後は展開次第。そこそこ差しも決まっていたが、基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年と同じく約2か月後の2月24日から4月14日までの8週間の開催となる。通常はこの期間に芝は張り替えないが、京都競馬場の改修工事期間は小規模に芝を張り替えたことがある。エアレーション等の馬場をほぐす作業は行わないことが多い。

次開催の馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースは前5週がAコース、後3週がBコース。開催当初は野芝が休眠期間だが、段々と気温が上がり3月の後半位からは野芝が生育し始め、開催後半は芝の状態にもよるが時計が速くなることもある。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.5秒位になることが多い。前開催は馬場の傷みが少ないことと、今冬は気温が高い日が多いと予報されているため、次開催は例年よりも時計が速くなる可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。

 

・ダート

次開催は例年と同じく約2か月後の2月24日から4月14日までの8週間の開催となる。通常はこの期間に作業は特に行わない。

次開催の前半は気温が低いと凍結防止剤を散布することもある。阪神ダートに凍結防止剤が散布されたことは無いと記憶しているが、他の競馬場で散布されると時計が遅くなることがある。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.6秒位になることが多い。前開催は例年よりも砂の厚さが若干深い印象があったので、次開催は例年よりも遅くなる可能性がある。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が7割位、外枠有利が3割位。直線の伸びは出ない確率が8割位、内伸びが2割位。前後は出ない確率が2割位、前有利が8割位となっている。

 

 

 

 

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