トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,8,12 土曜日 トラックバイアス予想 (新潟競馬場、小倉競馬場、札幌競馬場)

 

今週から小倉競馬場の開催が始まり3場開催となる。ただ、北九州市は金~土曜日にかけて大気の状態が不安定で雨が降る可能性があるので注意したい。

新潟競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は約3週間以上も雨が降っていないため、芝コースは馬場が硬くなり速い時計が出る可能性がある。

小倉競馬場は水~木曜日に31.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。北九州市は上記の通り雨が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。

札幌競馬場は月~火曜日に7.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出始めたので、どこかのタイミングで外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。

では、2023年8月12日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

開催3週目。外回り3~4コーナーの内ラチ沿いが若干デコボコしているが、その他の箇所はダメージも無く馬場は良好な状態。約3週間以上も雨が降っていないため、馬場は硬めになっているかもしれない。ちなみに、金曜10時30分のクッション値は9.8で、先週は9.2だったので数値が高くなっている。

先週の時計は-1.6秒位。今週土曜日も雨が降らない予報だが馬場が硬めかもしれないので、硬めだと-2.5~-1.8秒位、硬さが標準位だと-1.6秒前後と想定している。

枠は内~外と想定。馬場が硬めだと、まだダメージが出ていないのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。硬さが標準位だとバイアスは出にくいだろう。もし軟らかめだとスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場が硬めだと、特に内回りはロスが少ない内伸びになる可能性がある。硬さが標準位か少し軟らかめだとバイアスは出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。馬場が硬めだと、前が止まりにくくなり特に内回りは前有利になる可能性がある。硬さが標準位だと先週と同じくバイアスは出にくいだろう。もし軟らかめだと2週前と同じく特に外回りでは差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1%台なのでほぼ限界までカラカラに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は-0.7秒位。馬場がカラカラに乾燥しているので-1.0~-0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風になりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今開催は速い時計が出ると前有利になることがある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~木曜日に31.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて晴れ時々曇り予報だが、両日とも大気の状態が不安定なので急に雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

今週が開幕週。使用コースは4週すべてAコース。馬場は野芝のみ。コース全周の内側を中心に約28,000㎡の広大な範囲の芝を張り替え(去年は開催時期が違うが約21,000㎡)。エアレーションとシャタリング作業を実施。JRAの発表では芝に不揃いの箇所があるとのことだが、今年は気温が高い日が多かったので例年と同程度だと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-1.0秒位になることが多い。今年は金~土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.5~-1.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.3~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。ここ2年の開幕週は-2.0秒よりも速い超高速馬場になっていたので注意したい。

枠は内~外と想定。雨が降らない場合は、例年の開幕週の傾向通りバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなり内がごちゃつきやすくなるかもしれないので、そうなるとスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降ったが途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥しそうなのでロスが少ない内枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、例年の開幕週の傾向だとバイアスが出ない確率が8割位、内伸びが2割位となっている。雨が降った場合は、開幕週で馬場が良好な状態なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降ったが途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。雨が降らない場合は、近年の開幕週の傾向からすると速い時計が出ると前有利になることが多いので、高速馬場だと前有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出ないか、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

水~木曜日に31.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。

今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて晴れ時々曇り予報だが、両日とも午後は大気の状態が不安定なので急に雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.5秒位になることが多い。今年は金~土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.5~+0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~+0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮いて田んぼのような状態になると、走りにくくなるので-1.5~±0秒位になることもあり得る。

枠は内~外と想定。雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が向かい風の予報なので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、近年の小倉ダートの道悪の傾向からするとバイアスが出ない確率の方が高いが、稀に内枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、例年の開幕週の良馬場の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、近年の小倉ダートの道悪の傾向からするとバイアスが出ない確率の方が高いが、稀に伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。雨が降らない場合は、例年の開幕週の良馬場の傾向だとバイアスが出ない確率が5割位、前有利が5割位となっている。雨が降った場合は、近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると雨量次第だが前有利になることが多い。

 

 

 

 

 

札幌競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に7.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

開催4週目、Aコース4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出始めた。今週は週間に雨が降ったので、馬場の硬さは標準位だと思われる。

先週の時計は-0.5~+2.7秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので-1.8~-1.2秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出始めたので、どこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出始めたので、どこかのタイミングで比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。内ラチ沿いに傷みが出始めたので、どこかのタイミングで差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に7.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良。

先週の時計は-1.8~-1.0秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので-0.3~+0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、風向き次第では外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

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